「必要とされたい」から抜け出す方法 | 自分軸の作り方

こんにちは!ココロの雑学Lab.です。

今日は「必要とされたい」という気持ちについて、みんなで考えていきましょう。

「誰かの役に立ちたい」「必要とされたいな」と思うことは、とても自然な感情です。

でも、その気持ちが強すぎると、自分を見失ってしまうこともあるんです。

今回は、「必要とされたい」という気持ちと上手に付き合う方法を、一緒に探っていきましょう。

目次

「必要とされたい」はなぜ苦しいの?

「必要とされたい」という気持ちは、とても素敵なものです。

でも、この気持ちが強すぎると、こんな悩みを抱えることになってしまいます。

自分を犠牲にしてしまう

「Aさんに喜んでもらいたい」「Bさんに感謝されたい」と思って、自分の時間やエネルギーを無理して使ってしまうことはありませんか?

例えば、友達から「明日、引っ越しを手伝ってほしい」と頼まれたとき。

本当は予定があるのに、断れなくて「いいよ」と答えてしまう。

結果、自分の大切な予定をキャンセルして、心の中では「なんで私ばっかり…」と思いながら手伝っている…。

こんな経験、ありませんか?

NOと言えない自分になる

「必要とされたい」気持ちが強いと、相手の要望を断ることができなくなります。

「断ったら嫌われるかも」「役に立てないなんて、私はダメな人間だ」という恐れが、NOと言えない自分を作ってしまうんです。

自分の価値を他者に委ねてしまう

「ありがとう」と言われないと、自分の存在価値を感じられなくなることもあります。

「いいね」がもらえないSNSの投稿に、急に自信がなくなった経験はありませんか?

それは、自分の価値を他者の評価に委ねてしまっているサインかもしれません。

「必要とされたい」の心理の根本原因

なぜ私たちは「必要とされたい」と強く感じるのでしょうか?

その根本には、いくつかの心理的な要因があります。

愛着スタイルの影響

子どもの頃の親との関係は、大人になってからの人間関係にも大きな影響を与えます。

小さい頃、親から「良い子でいないと愛されない」と感じていた場合、大人になっても「役に立たないと愛されない」という思い込みを持つことがあります。

自己価値感の低さ

「このままの自分では価値がない」と感じていると、他者の評価や感謝によって自分の存在価値を確かめようとします。

「私はダメな人間だ」「私には価値がない」という思い込みが、「必要とされることで自分の価値を証明したい」という気持ちにつながるのです。

見捨てられ不安

「もし役に立たなければ、見捨てられてしまう」という不安も、「必要とされたい」気持ちを強くする原因のひとつです。

この不安が強いと、常に「相手にとって必要な存在でいなければならない」というプレッシャーを感じてしまいます。

自分軸を作る5つのステップ

では、「必要とされたい」から抜け出し、自分軸を作るにはどうすればいいのでしょうか?

5つのステップをご紹介します。

1. 自分の気持ちを認識する

まずは、自分の気持ちに耳を傾けましょう。

「本当はどうしたいのか」「何が心地よいのか」を考えてみてください。

例えば、友達から遊びに誘われたとき、「行きたいな」と思うのか、「実は今日はゆっくりしたいな」と思うのか。

自分の本音を知ることが第一歩です。

2. 自分の境界線を設定する

自分を大切にするためには、「ここまでは大丈夫、ここからは無理」という境界線を持つことが大切です。

「週末は自分の時間」「22時以降は連絡しないでほしい」など、自分のルールを決めて、それを相手に伝えましょう。

3. 小さなNOから始める

いきなり大きなNOを言うのは難しいものです。

まずは小さなことから、自分の気持ちを伝える練習をしましょう。

「今日はちょっと疲れているから、また今度ね」「ごめん、その話は苦手だな」など、小さなNOから始めてみてください。

4. 自己肯定感を高める

自分の価値は、他者の評価ではなく、自分自身が決めるものです。

自分の良いところを認め、自分を大切にする習慣を作りましょう。

毎日、「今日の自分のここが良かった」と思うことを3つ書き出してみるのもおすすめです。

5. 内側から湧き出る動機を見つける

「誰かに評価されるため」ではなく、「自分が楽しいから、成長したいから」という内側からの動機を見つけることも大切です。

自分が本当に楽しいと感じること、興味があることを探してみましょう。

それは、他者の評価に左右されない、自分だけの価値観を作ることにつながります。

自分軸診断チェックリスト

自分は今、どのくらい「必要とされたい」に振り回されているのでしょうか?

以下のチェックリストで確認してみましょう。

  1. 断りたいことでも、断れずに「はい」と言ってしまうことが多い
  2. 「ありがとう」と言われないと、不安になる
  3. 自分の意見よりも、相手の意見を優先することが多い
  4. SNSでの反応が少ないと、自分の投稿に自信がなくなる
  5. 「役に立たない自分」は価値がないと感じる
  6. 誰かのために自分の予定を変えることが多い
  7. 「自分の時間」より「誰かのための時間」を優先する
  8. 相手の顔色をうかがいながら話すことが多い
  9. 「嫌われるかも」という不安が常にある
  10. 自分の気持ちよりも、相手の期待に応えることを優先する

3つ以上当てはまる方は、「必要とされたい」気持ちが強いかもしれません。

でも、大丈夫です。少しずつ、自分軸を作っていきましょう。

健全な人間関係を築くために

「必要とされたい」から抜け出すことは、人間関係を断つことではありません。

むしろ、より健全な関係を築くための第一歩なのです。

与えすぎず、受け取ることも大切に

健全な関係は、与えるだけでも、受け取るだけでもありません。バランスが大切です。

「ありがとう」と言われるために与えるのではなく、自分が心から与えたいと思うときに与え、相手からの好意も素直に受け取る。そんな関係を目指しましょう。

自分を大切にする人は、他者も大切にできる

自分を犠牲にして他者に尽くすことは、本当の意味で相手を大切にすることではありません。

自分を大切にできる人は、余裕を持って他者にも優しくできるものです。

「自分も大切、あなたも大切」という関係が、最も健全な関係なのです。

まとめ:自分らしく生きるために

「必要とされたい」という気持ちは、人間として自然なものです。

でも、その気持ちに振り回されず、自分軸を持って生きることが大切です。

自分の気持ちに耳を傾け、境界線を設定し、小さなNOから始める。

自己肯定感を高め、内側からの動機を見つける。そんな小さな一歩が、自分らしい人生への第一歩になるはずです。

あなたは、あなたでいるだけで価値がある存在です。

誰かの期待に応えるために生きるのではなく、自分が心から幸せを感じる生き方を選びましょう。

今日も、自分に優しい一日になりますように。

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